トランシーバーのチャンネル数
トランシーバーのチャンネル数
トランシーバーのチャンネル数とは、周波数のことです。トランシーバーは発信側と受信側の周波数を一致させることで音声のやり取りがお互いにできるようになります。その方式の通信のことを単信通話と呼びます。トランシーバー同士が同じ周波数を使って送信・受信を交互に行う通話方式のことです。送信ボタンを押しながらマイクに向かって話すと、その送信者以外の受信者はそのメッセージを聞くことができます。
最初はメッセージの送受信のタイミングが合わずに戸惑うかもしれませんが、慣れれば簡潔にメッセージを送受信することができ業務の効率アップに繋がります。同じような通話方式に中継通信と呼ばれるものがあります。通話方法は同じですが、中継装置を使用するため周波数を2つ以上利用して送受信を行います。半復信方式とも呼ばれています。メーカーや機種ごとにチャンネル番号と周波数が一致していないことがあるので注意しましょう。現在販売されているトランシーバーは20chタイプが主流です。以前は11chタイプをビジネス、9chタイプをレジャーとして分類されていましたが、現在はチャンネル数は目的に関係なく自由に使えるようになっています。
トランシーバーを使う際に知っておきたい周波数のこと
私たちの身近な業務などに使用するトランシーバーは特定小電力トランシーバーと呼ばれ、使用される周波数帯は400MHz帯です。その中でも421・440・442の3つの周波数帯を使用するものと、413・454の2つを使用するものの2パターンに分かれています。一般的に多く使われているのは421~442を用いるタイプのもので、聞こえる音声はクリアですが、通信範囲が短いのが特徴です。広場などの周りにさえぎる建物などが無いような場所では2kmほど、市街地などでは200m程度が通信範囲になります。
同タイプのトランシーバーであれば別メーカー同士でも通信は可能ですが、メーカーによって割り当てられたチャンネルの表記が違うので、通信の際にはその点に注意しましょう。割り当てられるチャンネルは422.0500、422.0625~といったように0.125Hz増えるごとに1チャンネル、2チャンネル~という風に区切られています。